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園庭開放と、ひみつのもりのひみつ

更新日:5月20日

皐月のめぐみが、コドモの園幼稚園の園庭に一層のきらめきを与えています。「こどものその ひみつのもり」では、お互いに手を繋ごうとしているかのように緑が大きく育ってきました。ちいさないきものがひょっこり顔を覗かせてくれないかしら。思わずそんな期待が高まる小さな茂みがあちこちに生まれ、鮮やかな香りを放つ植物やまるで白鳥のような植物、雨が濡らした白いうぶげがねこや犬の舌を思わせる植物など、子どもたちはこの小さな森でたくさんの発見をしているようです。




今日は今年度第一回目の園庭開放の日。小さなおともだちが遊びにきてくれました。おうちの方と一緒に笑顔で遊ぶ姿に、コドモの園幼稚園はとても嬉しい気持ちでいっぱいです。ぜひ、また遊びにきてくださいね(▶︎ 園庭開放についてはこちらをご覧ください)。




小さなおともだちが遊んでいる側には、自由遊びの時間を楽しむ年長組の姿もありました。「ひみつのもり」に実ったいちご、咲き終わった花びらで作る色水、糸トンボやカタツムリ、土を掘り起こして幼虫も見つけたね。「はだしでの砂場はひとあじ違う」ということも教えてくれました。今日は「ひみつのもり」を作ってくださったガーデナーさんがおいでになっています。あれはなに?これをみて! 愛情深く対応してくださるガーデナーさんをも巻き込んで、夢中になって遊んでいました。




よくみると、「ひみつのもり」の岩陰に小さな芽吹が発見できました。「なるべく自然らしさを感じられるように」というひみつの計画のひとつとして、ガーデナーさんは岩との境にクローバーなどの種を蒔いていたのだそう。ほかにも階段以外の岩は、整えられたような水平にならないよう、ひみつの計算がされているのだとか。岩を渡る子どもたちは、バランスを取りながらなぜか笑顔になっています。数々のひみつが、みんなの気持ちをより楽しくさせているのかもしれませんね。



今日は "ガーデンから始まる豊かな暮らしを提案する" 季刊誌ガーデン&ガーデン』編集部からもお客さまが。ガーデナーさんと、作品でもある「こどものその ひみつのもり」を、時間をかけて丁寧に取材してくださいました。7月16日発売の94号に掲載予定だそうです。



この「ひみつのもり」が、子どもたちにとって楽しい・嬉しいだけではなく、安心・安全な場所でありつづけられますように。この日は教諭からガーデナーさんへ、普段の様子をフィードバックしたりアドバイスをいただいたりもしました。生まれたばかりの「ひみつのもり」。みんなの楽しい・嬉しいにつながる安心・安全のための「ひみつ」を、四季を通して作っていきます。

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