コドモの園幼稚園は、今日は朝から賑やかです。外壁には「おやこうんどうかい」のポスターが。声援を送るかのように、コオロギたちが楽しそうに鳴いています。どんぐりもぴかぴかな秋をお知らせ。爽やかな風が通る、朝露に光るグラウンドでは、教職員、そしてお手伝いに来てくださったおうちの方々が、おやこうんどうかいの設営を進めています。
やがてコオロギたちの声援が収まるころ、みんなが染めて作った旗がひらめくグラウンドに、コドモの園幼稚園のみんな、そしておうちの方々が集合しました。
今日はおやこうんどうかい。おうちの方も一緒の、みんながとっても楽しみにしていた日です。「今日の一日が、どのお友だちにも楽しくて嬉しい一日になるようにしてください。今日残念ながらお休みのお友だちが寂しくないようにしてください。」と、素敵なお天気をくださった神さまにお祈りをして、まずはみんなでダンスをしましょう。体は温まったかな?
お手伝いのおうちの方が、次に控える年長組のプログラムの用具を手際良く準備してくださいます。宇宙に夢中の年長組の子どもたちが、空の彼方に思いを馳せながら、トンネルの星や虹のアーチ、ロケットはもちろん、月も「明るいところと暗いところがある」と気づき、工夫しながら制作した飾りです。
年中組のプログラムは、ちからを合わせてお魚をお届けします。ネコ耳の飾りは、自分で色を選んで制作したもの。おっとっと、落とさないようにバランスに気をつけて。お魚を安全に届けてくれたみんなには、花火のブレゼントがありますよ。
年少組がハンドルを持って入場です。1学期にたくさん親しんだ絵本の世界から、大きな信号機が幼稚園にもやってきました。青、黄色、赤だけではなく、ピンク、オレンジ、紫に変わったよ。みんなも進んだり、足踏みしたり止まったり。さらにはフラミンゴになったりお魚になったり、ダンゴムシになったり。どんどん楽しくなっちゃって、笑顔がたくさん溢れたね。
おやこうんどうかいには、抱っこの赤ちゃんから参加できるプログラムもあります。在園児の弟さん妹さんだけではなく、未就園のちいさなお友だちもたくさん参加してくれて嬉しかったよ。来年もぜひ遊びにきてね、待ってるよ。
さて、年長組は今年の夏の「よるのようちえん」でマイム・マイムを楽しみました。おうちの方と一緒に踊ったら。いいえ、踊るだけではなく玉入れも一緒にしたら、きっともっと楽しいね。踊って投げて、踊って投げて。慌ただしさがとっても面白くって、おうちの方と夢中になって楽しみました。
お手伝いのおうちの方が次のプログラムの準備をしてくださいます。設置されたアスレチックには「ころがるな」の看板。ほかにも「はくな」「おすな」とありますが、なんとこれと反対の事をしなければいけません。おうちの方と一緒に挑戦してみましょう。
年少組さんはかくれんぼです。はらはらどきどきしながら建物の影に隠れます。見つかったら、とびきりの笑顔で驚いていたね。おうちの方と一緒に、虹のカーテンを潜ります。
さあ、年長組のリレーです。年長組にとっては、コドモの園幼稚園での最後のおやこうんどうかいです。みんなで話し合って走る順番を決めたりと、今日のために準備をしてきました。真剣そのものの眼差しでお友だちの走る姿、バトンの行方を追います。アンカーがゴールし、手を振りながら退場する姿は、まるで秋の高い空のようにとっても爽やか。
最後はみんなでダンスをしましょう。おうちの方と視線が合うと、みんなにっこり。とても良いお天気の中、先生とおうちの方、お友だちと一緒にたくさん体を動かして楽しかったね。
今日のために、お手伝いをしてくださったり支えてくださったおうちの方々、そして目には見えないけれど守ってくださった神さま。怪我もなく楽しくおやこうんどうかいを終える事ができました。ありがとうの気持ちでお祈りをしたあと、みんながんばったねの記念にメダルとプレゼントが。
今日はほんとうに楽しかったね。おうちに帰ったら、何が楽しかったのかおうちの人とお話してみてね。