「【年長組】卒園式」
- コドモの園幼稚園
- 3月18日
- 読了時間: 3分
更新日:4月4日
春霞の朝。コドモの園幼稚園の正門に、「卒園式」の看板と園旗が掲げられました。玄関にはコサージュが並べられ、まるで子どもたちの登園をじっと待っているかのよう。
ホールには柔らかく優しい彩りの花が活けられています。年長組保育室前の廊下には、年少組のころの活動記録が。どれも教職員がひとつずつ、みんなが入園した頃からの思い出を胸に準備しました。整った園舎の中は、おめでとう、大好きだよの気持ちの色と、いつまでも一緒にいたいよの気持ちの色とで満たされているようです。
やがて年長組が、とっても素敵な装いで登園してきました。アイロンの掛けられた気持ちの良いエプロン姿にコサージュをつけてもらい、保育室へ向かいます。
いつもの保育室では、いつものようにお友だちとおしゃべりをしたり、楽しくふざけあったり。「よるのようちえん」で作った大型の工作を指して「わたしはここをボンドでくっつけたよ。手にもついて大変だったよ」と思い出話で盛り上がったり。たくさんの毎日を幼稚園で一緒に過ごしてきたみんなは、今日が最後の幼稚園に来る日、卒園式の日を迎えました。
おうちの方々が着席している、厳かな雰囲気のホール。優しい音色のピアノがみんなを迎えます。讃美歌『やさしいめが』を歌い、神さまに「おうちの方とみんなで卒園のお祝いができるようにしてくださってありがとうございます。式の初めから終わりまで、神さまがまんなかにいて私たちをお守りください」と、お祈りをしました。
お名前を呼ばれると自信に満ちた歩みで壇上に上がり、卒業証書を両手で受け取ります。真っ直ぐに前を見つめる瞳は力強く輝いています。きゅっと結んだ口元が、心もからだも大きく成長したことを教えてくれました。
コドモの園幼稚園でたくさん遊びました。たくさん笑って、時には泣いて。悔しい思いも、楽しい思いもして立派なお兄さん、お姉さんになりましたね。目には見えないけれど、神さまがいつもみんなのことを守ってくださいます。安心してもっと大きくなりましょう。先生たちは、いつもみんなのことを思ってお祈りをしていますよ。讃美歌『主イエスとともに』を歌い、卒園して幼稚園を離れるみんなが、神さまを通していつも一緒にいられるようにしてください、とお祈りをします。神さまと心のなかでお話したあと、ピアノの音色に送られてホールを後にしました。
保育室では、教諭とみんなの最後の帰りの会が行われていました。みんなのリクエストで、みんなが大好きな讃美歌『ちいさいおてて』『ことりたちは』『ぱらぱらおちる』を歌います。神さまに、小学校に行っても楽しく毎日を過ごせますようにとお祈りをして、いつものさよならタッチ。そして、ずっとずっと大好きだよ、のハグをしてお別れです。
ホールの後方に掲げられ、式を彩った絵は、みんなが描いたものです。式のあとに年長組の保育室の壁を飾り、次の年長さんをお迎えします。
それではみなさん、さようなら。
みんなが小学生になったら、元気だよって幼稚園に会いに来てね。