普段の保育より
- コドモの園幼稚園
- 2月28日
- 読了時間: 4分
今年も園庭の梅の花が満開となり、心豊かになる香りをお裾分けしてくれています。みんなが植えたチューリップやクロッカスの球根が芽を出し、ホールにはお雛さま。コドモの園幼稚園のいたるところに、早春の訪れが感じられます。
コドモの園幼稚園の登園時間は朝の9時。門を潜り、教諭におはよう、おうちの方に行ってきますと挨拶をし、保育室で朝のお支度を済ませるやいなや、さっそく楽しい遊びの世界へ飛び込んでいきます。園庭での遊びはもちろん、展示スペースに飾られていたマトリョーシカの不思議な体をあらゆる方向から研究したりと、幼稚園のいたるところで様々な遊びが展開されています。
卒園を間近に控えた年長組は、あれ、ここどんなふうに歌うんだっけ? こんな感じで歌うんだよ。そんなやりとりをしながら歌の練習をしています。練習が終わったら、今日は「卒園制作」をしますよ。教諭の説明を良いお耳で聴いたみんなは、先日作った下書きを元に、モザイク装飾のお役立ちな仕分けケースを制作しました。
年中組は何をしているのかな? 保育室を覗くと、思い思いに何かを作っています。描いて、切り取って、貼り付けて。楽しい遊びが次々と生まれています。さてさて、今日はお雛さまとお内裏さまを作ってみましょう。冠に笏、扇。目や口や髪の毛。とてもとても小さなパーツを集中してつけていきます。雛人形が出来上がると、やり遂げた嬉しさもあいまってにっこり笑顔になるね。
園庭でも楽しい遊びが広がっています。花びらから色水をつくってみたり、砂場で水を流してみたり。園庭に実ったキンカンに、種はいくつ入っているのかな? 手を繋いだままブランコに乗ったらどんな感じ? 縄跳びでリズム良く飛び跳ねたり、くるくる滑り台で移り変わる風景を楽しんだり。
保育室内でもユニークな遊びが展開されています。赤いテープをズボンに貼り付けて「タイトル:こけたとき」。お友だちと協力して東京タワーを作るんだと意気込む子どもも。絵本を教諭が読んでくれたり、おうちの方へお誕生日プレゼントを作ったりする子どももいます。ペットのお散歩をする子どもも。本当に自由な発想で、子どもたちは安心して遊びの世界を広げています。
年少組さん、集まってください。朝の集まりをしますよ。園庭で遊んでいた年少組が保育室に集まります。年少組は、先日から聖書の絵本を少しずつ読み進めているところです。教諭の読み聞かせる声に耳を傾けながら、じっと絵本を見つめます。読み聞かせの後は、賛美歌『主イエスとともに』を手話と共に学びます。最後に園庭で大きな虫を発見したお友だちが、みんなにその嬉しさを共有してくれました。
さあ、お弁当の時間です。手を洗って消毒をしたあと、神さまに感謝のお祈りをし、賛美歌『めぐみのかみさま』を歌います。いただきますの後は、「これ、好きなの?」「ぼくもピーマンたべられるよ」おしゃべりも弾みます。年中組は保育室にブルーシートを敷いて、うきうきピクニック気分のお弁当時間。「納豆にからし入れる?」「お寿司にわさび入れたことあるよ!」こちらもお弁当の楽しいひと時が過ぎてゆきました。
お弁当を食べた後は、園庭で、屋内で、再び遊びの世界へ。手のひらから伝わる温度、肌をくすぐる風や背中に当たる陽の暖かさも一緒になって、いつもの遊びがいつでも新鮮に感じられます。
そろそろおしまいですよ。教諭の声に保育室に戻った年少組は、「アブラハムの子」に合わせてのダンスや「ロンドン橋落ちた」の遊びを楽しみます。その後は絵本のはらっぱへどうぞ。今日は「すてきな三人組」を読みました。「神さま、今日も楽しい一日をありがとうございます。明日も元気に遊べるようにしてください。おやすみのお友だちが寂しくないように守っていてください。」とお祈りをして、さよならをします。
お迎えにきたおうちの方に、今日作ったものや見つけたことを、待ちきれない!というようににこにこ顔でお話する子どもたち。教諭からもおうちの方へ、今日あったことをお伝えします。教諭とぱちんと手を合わせて、さようなら。また明日元気に会いましょうね。