コドモの園幼稚園のホールに集まった年長組のみんなが、密かにワクワクしながら目の前に立つ警察官を見上げています。今日は世田谷警察署の交通課から2人の警察官が、みんなのために交通安全についてお話をしに来てくださいました。さあみんな、良いお耳で聞きましょうね。よろしくお願いしますと大きな声でご挨拶をすると、警察官のお二人も笑顔で応えてくれました。
みんなは「交通安全」っていう言葉、知ってるかな?
車(車両)と車、車と人がぶつかったらどうなるでしょう。みんなが持っている一番大切なもの、たった一つしかない命を無くしてしまうと、お友だちやおうちの人と遊んだり笑ったりできなくなってしまいます。そうならないように気をつけること、それが「交通安全」なんだよ。
交通安全のお話が進む前に、なんとマジックを披露してくれました。嬉しいね。警察官の掛け声に合わせて真っ白なノートにみんながパワーを送ると、不思議なことに絵が出てきましたよ。さらにパワーを送ると絵に色が。みんなが警察官の掛け声をしっかり聞いて、合図を見てくれたからだね。この先もしっかり耳でお話を聞いて、しっかり目で見てね。
では紙芝居を見てみましょう。横断歩道では、右・左・右。そして手を挙げて周りを見渡しながら横断するのが良いんだね。この紙芝居に出てくる、車とぶつかって怪我をしたネコくん。なぜ車とぶつかったのかな。車とぶつからないためには、どんなところに気をつけたら良いのかな。子どもたちは真剣な眼差しでお話を聞きます。
横断歩道は信号が青になるまで、3歩くらい下がって待っててね。運転手さんに見つけてもらいやすいように、お空に届くくらい手を挙げましょう。運転手さんとは目線を合わせて、どうぞって言われたらありがとうってできるとさらに素敵。周りを見ながら、急がず走らず渡りましょう。真っ赤な三角形の「止まれ」の標識や地面の「止まれ」は、車も人も、止まって安全を確認して欲しいところ。覚えてほしいポイントがたくさんあるから、実際に横断歩道を渡る練習もしてみましょう。
最後に替え歌を、振り付けをつけて歌ってみましょう。どんどんテンポが速くなって、なんだかとっても愉快。警察官のお二人は、目から耳から、そして体験を通して大事なことをたくさん教えてくださいました。
実は、6〜8歳(小学校1、2年生)の歩行中・自転車乗用中の死亡事故がとても多いのだそう。ヘルメットで頭を守って、周りをよく見て、道路の端を通行することを心がけようね。
最後に警察官のお二人とさよならタッチ。子どもたちの声をしっかり聞いてくださり、また子どもたちもしっかり警察官の言葉を聞けた、実りあるひとときでした。ありがとうございました。