土曜日の早朝、コドモの園幼稚園のプールに厚く氷が張りました。立春を過ぎて春の気配が動き始める頃。でも、こんなに素敵な氷が張ると、もうちょっとだけ一緒に遊んで欲しいと冬が過ぎ去ることが名残惜しく感じられます。
園庭では、みんなが植えたクロッカスやチューリップの球根が春の装いの準備をしています。園舎内の展示コーナーでは、レオ・レオニ作の絵本『アレクサンダとぜんまいねずみ』の世界が登園した子どもたちをお迎えしていました。
しかし今日お迎えしたのは子どもたちだけではありません。年少組さんは、みんながとっても楽しみにしていた「おうちの人とのプレイデー」の日。大好きなおうちの方と一緒に保育室に入ると、早速おうちの方と一緒に、あるいは見守られて、思い思いの遊びの世界へ入っていきました。
やがて教諭が、お外で遊びたいひとはお外に出ても良いですよ、と声をかけると、帽子の準備も慣れたもの。靴もあっというまに履き替えて、まずはお気に入りの遊具へおうちの方をご案内です。今日はプールもスペシャルデー。厚く氷が張っていますよ。割ってみたり、触ってみたり。水をかけたり陽に当てたり。冷たいのはなぜ? 溶けるのはなぜ? 割るとギザギザになるのはなぜなんだろう。
大人気の三輪車に、さっき作った紙飛行機と一緒に乗るのも楽しかったね。おうちの人に追いかけられる追いかけっこは格別の楽しさ。羽根つきに独楽回し。どこから湧いてくるのか不思議なくらい、おうちの人との遊びはおもしろい楽しさがいっぱいです。
朝の集まりをしますよ。今日は「おうちの人とのプレイデー」です。最初から終わりまで楽しく過ごせるように守っていてください。おやすみのお友だちのこともお守りくださいとお祈りをしたあと、教諭がこれから何をするかの説明をします。
今日はおうちの人と一緒に、動物を作ってみましょう。
おうちの方々が普段から寄贈してくださり、また今日のために準備してくださったたくさんの空き容器を手に、早速製作に取り掛かります。イメージしたものをおうちの方と一緒に作って楽しむひとときです。
出来上がった動物たちを手に、ホールに移動します。通りがかった年長組の子どもたちが「素敵だね!」。集まった動物たちはどれもが力作です。みんなとおうちの方々で、「どうぶつえん」で記念写真を撮りました。
楽しかったひとときも終わり、帰りの会を始めます。絵本の原っぱで教諭の読み聞かせを楽しんだ後、讃美歌を歌います。「ぱらぱらおちる」を歌いたいな。「ことりたちは」も歌いたいよ。子どもたちから次々に歌いたい讃美歌のタイトルが上がります。では今日は「ひとりひとりの名を呼んで」を歌いましょう。そして今日のプレイデーを楽しく過ごせたことを神さまに感謝し、お休みのお友だちを守ってくださいとお祈りをしました。
おうちに帰ったら、よく手を洗って、よくご飯を食べて、よく眠って病気に負けないようにしましょうね。それでは年少組さん、さようなら。また元気に幼稚園で会いましょう。