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【年中組】小松菜採り

日陰に入ると背筋が伸びるような凛とした空気、日向に出るとぽかぽか緩むようなぬくもり。どちらも味わえる楽しい冬の朝、駒沢公園の一角にコドモの園幼稚園の年中組の子どもたちが、おうちの方に連れられて集まってきました。向こうからやってくるお友だちに「おーいここだよー」と手を振って、今日も会えたことを喜びます。


年中組が集まるまでの時間を使って、コドモの園幼稚園の子どもたちは冒険を楽しみます。ここは蜘蛛の巣があるからちょっと避けておこうよ。面白い形の木の実を見つけたよ。なんだかフリース着てるみたいな木の実だね。たくさんのことを見つけています。


やがてみんなが集まりました。みなさん、おはようございます。お空をみてごらん、とっても良い天気を神さまがくださったね。さあ、今日は何をする日だったかな? みんなからは元気な「小松菜採り!」のこたえ。そう、今日は小松菜を採りに歩いて畑まで出かけますよ。みんなの足元を見ると長靴だったり、靴の上から古い靴下を履いていたり。準備は万端です。





お胸の前で手を組んでお祈りをします。神さま、小松菜採りの最初から最後まで私たちを守っていてください、今日はお休みのお友だちがいます。寂しくないようにお休みのお友だちのことも守っていてください。


道路の歩き方のお約束も再確認。動いている自転車や自動車だけでなく、止まっている車にも触ったりしないよう気をつけましょう。今日はみんなの小松菜採りを助けてくれるおうちの方が来てくれましたよ。よろしお願いしますとご挨拶をし、水分をとって、さあ出発です。





やがて寒空に青々と茂る小松菜畑へ到着しました。教諭が小松菜の採り方について教えてくれた後、見せてくれたのはペットボトル。入っているのは砂つぶのようにも見えるけど、実は小松菜の種でした。こんなに小さな種が、みんなの目の前にある大きな小松菜になるなんてとっても不思議だね。小松菜が大きく育つために必要な太陽の光や雨、風や土、いろんなものを神さまがくださったからなんだよ。子どもたちはとっても真剣な眼差しで教諭の話を聞いていました。

さあ、小松菜採りの準備をしましょう。軍手をはめて畑に並びます。





小松菜畑の小松菜は、長いものだと草丈が50センチ程度、しゃがむと自分が埋もれてしまうくらいの草丈です。どこを掴んだらいいのか見えないほど大きく育ち、生い茂った小松菜の葉っぱは顔ほども。かき分けてもかき分けても根本が見えてきませんし、やっと見えたと思ったらこびとが隠れていそうな深い影。面白くて不思議な感覚に、子どもたちに笑顔が溢れます。


抜けにくい小松菜と格闘していると「手伝うよ!」と声を掛け合う姿も見られました。普段見られない小松菜の根っこを観察する姿も。昨年秋はさつま芋畑だったこの小松菜畑。土中からさつま芋を発見して、きっとこれはいのししがおいしい〜って食べたんだよと楽しいお話を教えてくれる姿もありました。とにかく大きくてたくさんの小松菜です。積み上げられた山に、「これは一万本はあるね!」と大興奮でした。




抜き終わって振り返ると、あちらこちらにこぼれ落ちた小松菜の葉っぱが。みんなが拾い集めている間に、お手伝いのおうちの方々が袋に分けてくださいました。手を洗った後は、たくさんの小松菜が詰められた袋を大事に抱きかかえ帰路に着きます。ちょっぴり疲れたね。小松菜も重いね。でもがーんばれ、がーんばれとにこにこ顔で、集合場所の駒沢公園まで戻りました。





小松菜はあんなに小さなタネだったのに、こんなに重く、大きく成長したんだね。

神さまに、たくさんの小松菜が採れるようにしてくださったことや畑までの長い距離を無事に歩けたこと、事故や怪我がないように守ってくださったことなどを感謝してお祈りをします。そしてお手伝いしてくださったおうちの方々にありがとうございましたとお礼を伝えしました。





お迎えに来たおうちの人が小松菜の大きさに驚くと、子どもたちもとっておきをお披露目できたようなとびきりの笑顔。どんなお料理になるのか楽しみだね。

それでは年中組さん、また明日。元気に幼稚園で会いましょう。

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