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「【年長組】スペシャルデー」

コドモの園幼稚園の年長組のみんなが、おうちの方に送ってもらい馬事公苑に集まりました。みんなはふかふかに包まれて、防寒対策はばっちりです。冬と春が一生懸命おしくらまんじゅうをしているようなこのごろ。今日は冬ががんばって、寒さ冷たさの思い出をプレゼントしてくれています。



今日はみんながとっても楽しみにしていた「スペシャルデー」の日です。年長組は、幼稚園での遠足はこれが最後。素敵な思い出になりますように。みんなが怪我をせず、最初から最後まで楽しめますように。お休みのお友達が寂しくありませんように。心を込めて神さまにお祈りをします。


先生が見えるところにいようね。知らない人には付いていかないよ。いくつかお約束をして、さあ「彩(いろどり)のこみち」へ探検に出かけましょう。




遠くまで緑が続く「彩(いろどり)のこみち」。梅の花を見て早春を感じたり、不思議な形の花を見つけたり。ローズマリーをくすぐって良い香りを分けてもらったりしました。こみちを抜けると、ゲート越しの遠くに馬が。更に進むと、日向ぼっこをしている馬がいましたよ。驚かせないように静かに大興奮のみんなは、その大きさやゆったりとした動き、被毛の滑らかな輝きや人間とは違う蹄の形など、気づいたことをお友だちにひそひそ声でお話しました。本物の馬がそこにいるのが嬉しいね。




馬にさよならをしたあとは「はらっぱ広場」でおもいっきり遊びましょう。ぷっくりとした桜のつぼみがみんなを見守る中、茂みに小さく隠れたり、階段で大きくジャンプをしたり。猫の気分になったり、みんなと一緒のかけっこや鬼ごっこもとっても楽しいね。何にも邪魔されない芝生にのびる影が、冬の遊びを更に楽しくしています。




そろそろお腹が空いてきたね。お弁当の時間にしましょう。突風がやってきてもだいじょうぶ。お友だちと協力してレジャーシートを敷きます。讃美歌「めぐみのかみさま」を歌い、たくさんの食べるものを私たちに与えてくださった神さま、そしてお弁当を準備してくれたおうちの方に感謝をしてお祈りをします。


お弁当の蓋を開けた途端、溢れるみんなの笑顔。好きなものをおうちの方が入れてくれていて、とっても嬉しいね。「これはしょっぱいけど、これは甘いんだよ」とおかずの紹介をしたり、「りんごとバナナ、どっちが好き?」と質問したり。楽しくおやつも食べ終わると、お片付けをして遊びの続きです。かけっこしたり、寝転がってころころと移動したり。ハグしたまま座って、さらに一緒に寝転ぶとあったかくなるよ! と大発見。自分たちが発見したゆかいな遊びに笑顔が絶えません。




それではみんな、再び探検に出かけましょう。馬が通る道を横断して進みます。あっ、これが馬の足跡じゃない? きっとそうだよ、まあるく跡がつくんだね。そんなお話をしながら「武蔵野自然林」に到着です。夏とはまた違った、冬ならではの陽だまりのある風景。よく見るとぷくり、ぷくりと春を待つ木の芽を発見できます。遠くにある三軒茶屋のキャロットタワーも発見したね。




それでは「メインオフィス」に入ってみましょう。いろんな人が利用する建物の中を小さな声、忍び足で進むと、馬についての本で埋められた書架がありました。慣れ親しんだ絵本とはまた違った、興味を惹かれる本がたくさん。優しく手に取り、お迎えの時間まで思い思いの本の世界で過ごします。




やがてさようならの時間がやってきました。強い風が吹いたりもしたけれど、怪我をすることなく楽しく過ごせたことを神さまに感謝し、また今日残念ながら来られなかったお休みのお友だちを側にいて守ってくださいとお祈りをして、とっても特別な遠足となった「スペシャルデー」が終わりました。




迎えてくれたおうちの方々を見つけると、向こうに広いはらっぱがあるんだよ!と、早速お知らせ。年長組のみんなはさらに元気が湧いてきたようです。それでは年長組さん、さようなら。また明日元気に幼稚園で会いましょう。

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